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元探偵が日常をだらだらとテーマに沿って書き綴る。旅行記になるのか、体験記になるのか、それはこれからの秘密だ。


by atasakura

俺争奪戦 米兵かっ!①

こんにちわ。

それでは本日の日記です。

今日の日記は、過去日記でもっとも評判の良かった
「俺争奪戦」の続編です。
本当は昨日の日記の続きを書こうと思いましたが
後日談的なものなので、イマイチ盛り上がりが
感じられないので違う話にする事にしました。

「米兵かっ!」

タカ アンド トシのギャグではありません。

過去からお読みの方ならご存知の話「俺争奪戦」。

これに関係してくるお話を今になって書いてみようかなと。

人生で来ると言われる3回のモテ期。
その貴重な1回目をあそこで使った気がしてなりません。
残り2回はいつ来るのだろうかと占ってもらったところ
俺が死ぬ1週間前だそうです。
こんな非モテの神様が最後の情けをくれるというわけですね。

よかったよかった。



ちっとも意味ないけどな。


さて、それでは本題に。

それは米兵とのいざこざが終わり、1年ほどが過ぎた頃の事でした。

部屋で1人でいると、当時池袋に住んでいた知人に
急に呼び出されたのです。
特にたいした用事ではなくて、
大勢で飲んでいるから来ないかという誘いでした。
暇してたし、断る理由もないから、
電車に飛び乗り池袋に向かうと友人に合流。

飲み会はまさに異文化交流みたいな感じで、日本人以外にも
中国やアメリカ、オーストラリア、ドイツ、 イタリア、アルゼンチン・・etc
まさに人種の坩堝みたいになっておりまして、
俺も勢いに任せてたっぷり飲んだりしたわけです。
気が付けば、帰りの電車の時間もないので、
そのまま友人C男の家に泊まり組が転げ込むことになったのです。

夜中にトイレに行きたくなり、目が覚めると、隣の部屋でガサゴソ。
何やら物音と苦しそうなうめき声が聞こえてくるので、
悪い夢でも見てるのだろうかと、うっかり隣を覗いてしまったのです。

すると、そこには凄まじい光景があった。

大人ってやーねとか、そんなレベルじゃない。
まさに地獄絵図のような世界が繰り広げられていて
思わず意識を失いかけた俺がそこにはいました。


本当に異次元の世界だった。レベルたけーよ。


イタリア(デルピエロ) vs オーストラリア(ケインズマン)


まるでこの表記だけ見ると、W杯の試合の組み合わせのようにしか思えない。


ある意味、組み合わさってたけどな。


その2人の熱き対戦をニヤニヤと笑みを浮かべながら眺めるヒゲ軍曹(アメリカ人)

あ・・だめ・・・マジで気を失いそう。

そう思った俺は見なかった事にしておく事にしました。
むしろ記憶から消したい、消し去りたい。
それが俺の脳内で出された結論でした。
見なかった事にしておかないと、俺の脳が汚染されかねない。

現実逃避も兼ねて、再びそのまま眠りに付いたのですが、
W杯決勝トーナメントを思わせる熱き試合が、
どうやら延長戦までもつれ込んだらしく
熱き熱戦の声がこちらまで聞こえてきて、一向に眠れやしませんでした。

仕方ない・・外に出るかと、俺はそっと布団を抜け出すと外へ出て
家に前にある公園のベンチへと向かったのです。

1時間ほどベンチに座り、ぼーっとしてると
もう1人アパートから出てくる影が見えたのです。
公園にいる俺に気づいたのか、こちらに向かってくる。

その影は、なんとさっきのオーストラリア代表のケインズマン。
片言の日本語で、俺に話しかけてきやがるではないですか。


「眠れないのかい?」


「そうっすね」


「眠れるようにしてやるから付いてこい」


「へ?」


「お前見てたろ?興奮して眠れないんだろ?」


「意味わかんないんだけど・・」


たぶんまだ酔いが冷めてないのでしょう。
目が半分据わってやがるし、血走ってて本気で怖い。
ずかずかと近寄ってきたかと思うと、俺の手を握り、ぐへぐへと笑いながら
俺を公園の奥へと、連れ込もうとするケインズマン。


ヤバイ。本気でヤバイ。


逃げようとするが、異常に力が強くて太刀打ちできない。
身長190cm体重100kgあるやつに勝てるはずがない。
嫌過ぎる。こんな形で誰かに捧げてしまうなんて。


半なき状態になりながら、絶望感で胸が一杯になりかけた時。


「ヤメナサイ!」


どこからか聞こえてくる助けの声。
やった、助かったと思ったら、 そこにいたのはドイツから来ていたシュナイダーくん。
彼は身長170cmで、至って普通の人。 


「彼は大変困ってます」


「あぁぁん!?」とすごむケインズマン。


助けは嬉しいが、相手は屈強な男。

果たしてどうなる!?

次回に続く

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by atasakura | 2007-04-21 00:41 | 珍体験