チャンスを逃す男と掴む男②

それでは前回の続きです。

うっかり未成年の子に酒を飲ませたばかりに
「気持ち悪くて今日は帰れないの・・」なんて発言が
麻衣さんの口から飛び出たわけだ。
モテない男Aくん(29)はどうするのか。
理性に逆らうのか、理性を保つのか果たしてどうなるっ!?

前フリはこの辺にして本編に入ります。


「気持ち悪いんです・・」


やばいどうしようとAくんは焦った。焦りまくった。
未成年に酒を飲ませたのがいけないわけですが
気持ち悪いと訴えている18の子を2時間も1人で
電車に乗せて帰すわけにも行きません。

かといって、自宅へ連れて帰るわけにもいかない。
なにせAくんは男性の1人暮らしですからね。

30間近の男が、そこに未成年の子を連れ込むなんて犯罪的です。

ならば取る方法はひとつしかない。


「ビジネスホテル取るので、そこに泊まっていきますか?」


「・・・・え?」戸惑う麻衣さん。


無理もない。30間近の非モテ男にホテル・・とか言われたのだ。
びびっているに違いない、そうに違いない。

だからこう言いました。

「ビジネスホテルはすぐ近くにあるので僕が取ります。お金も僕が払います。もちろん1人部屋なので、送ったら僕は帰りますので」


どうだ。この紳士的態度。きゃー。あっちゃん素敵。Aくん素敵。

すると麻衣さんが辛そうに、こんな事を言い出したのです。




「もうラブホでいいです。」




な、な、なんですとぉぉぉぉぉぉ!!!!!




ラブホでいいだなんて。なんて発言をっ。

そうか!?

そういう事だったのか!?

30間近になって気づかないなんて、俺はなんてバカだったんだ。

麻衣さんが言いたい事に気づかないなんてっっ。


























ホテルを選ぶ余裕もないくらい気持ち悪いという事ですよね?









そうだったのか、俺はなんて気配りに欠けた人間なんだ。
それほど気持ち悪いのに、ビジネスホテルとか
なんかどうでもいいような事を考えているなんてっ。


「し、しかしですね。さすがにそれはマズイのでは・・」


「大丈夫です。Aさんは私に何もしませんよね?」


「あ、あ、あ、あ、当たり前じゃないですか。ははは」


こうして気持ち悪いからラブホでいいという麻衣さんの発言を元に
Aくんと麻衣さんは、そのまま都内某所のラブホに飛び込んだのです。
気持ち悪いという麻衣さんをベットに横たえると
Aくんはお金を置いて部屋を出ようとしたのです。


がしっ。


捕まれる腕。


「1人にしないで・・・」


潤んだ目でAさんを見つめる麻衣さん。

何を求められているのか、まったく気づかないAくん。


「いや、しかし、僕が泊まってしまうとマズイです」


「どうして・・?」


「ほ、ほら。非モテですからっ」


説得力のない言葉で、高鳴る胸の鼓動を抑えようとするAくん。

こんな事態に遭遇した事がないので、心の底から動揺しているようです。

しかし、そこは大人ですから、なんとか説得して
帰らない事にはしたけども、同じ布団には入らずソファの上に居る事に。

困った、本当に困った。

明日は所用で九州地方に飛ばねばならないのに
その前日に未成年の女の子とラブホで二人きり。

しかも、Aくんが気が付かない間に麻衣さんは
服を脱ぎ捨てて下着姿でベットで眠っているようでした。


そのまま硬直状態で1時間が過ぎた頃でした。


「こっちで一緒に寝ません?」


きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ(泣)


長い夜はまだ終わらない・・。

次回に続く。
[PR]
by atasakura | 2007-04-10 23:58 | 珍体験