元探偵が日常をだらだらとテーマに沿って書き綴る。旅行記になるのか、体験記になるのか、それはこれからの秘密だ。


by atasakura

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変質者1号

最近は毎晩のように帰りが午前様なわけで、先日の仕事の帰り道の時のこと。
自宅近くの路地の曲がり角を通りかかったら暗がりの中に猫がいたんです。
しかも、自分が普段構ってあげている黒猫でしたから
小首をかしげて「にゃんにゃんにゃ~♪」と猫語で挨拶したんですよ。
そしたら、曲がり角のかげに、上の部屋に住んでいる若い女の子が怯えた顔で立ってました。

「ちょ、誤解で」と言ったが、ダッシュで走って逃げられた。死にたい。

そのせいか最近はパトカーのサイレン音が聞こえるたびにビクっとしてる。


ちなみに、その子が先日干していたと思われる下着が俺の部屋の前に落ちていたので
拾って返してあげようと思って、手に取ったら、その現場をその子に目撃されました。
ちょうど拾いに来てたみたいで、またもやダッシュで逃げられました。

軽く死ねる。
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by atasakura | 2008-06-13 20:38

親切な男② 「異変」

それでは前回の続き。

前田さんは、同居してからというもの俺への優しさが増したんです。
朝・昼・晩と彼が食事をう用意するようになっただけでなく
掃除・洗濯など、家事の類は俺の分まですべて彼がこなすようになりました。

もちろん俺がして欲しいと頼んだわけではなく、
俺がいない間などにやってるんですよね。

俺「申し訳ないんで、そこまでしてくれなくていいですよ。なんだか悪いですし」

前「いいから気にしないで。何か人のためにやってあげるのが好きなんだよ」

俺「ですけど・・・さすがに洗濯とかはあれですし・・・」

前「いいから」

俺は前田さんに、何度もそれとなく断りを入れたのですが、
聞く耳を持たない感じで親切という名の元に、
身の回り事をすべてこなされてしまう。
親切でしてくれているから、あまり強くも言えないんですが
かといって、下着なども知らない間に洗濯されているのは
同性とはいえ不快に感じる部分もある。

しかし、前田さんは俺の困惑にも気付かず、日々を過ごしてた。

本当なら、この時点で何かおかしいと気付いて寮を出るべきでしたが
この時の俺はまだ、困惑しながらも、強気に出れる性格でもないため受け入れてた。

そして最初の事件は起きる。

その日は俺の誕生日で、前々から、
東京で出来た友人が祝ってくれると言っていたのです。
仕事が終わると、俺はその友人達と誕生日を楽しく過ごし帰宅した。
玄関を開けると部屋に明かりが点いていないので、
前田さんは出かけてるのかなと思って
俺がキッチンの電気を付けたら、前田さんが
椅子に座ったままキッチンにいたんですよ。

俺「ど、どうしたんですか。電気も点けないで」

前「・・・・・・。」

俺「前田さん?」

返事のない前田さんを見ると、無表情のままテーブルの上だけを見つめていました。
キッチンに置かれたテーブルには、前田さんが
作ったであろう豪勢な料理とケーキが置かれていたのです。
そしてケーキにはお誕生日おめでとうと書かれていました。

俺はその瞬間に察した。

前田さんは、俺の誕生日を祝おうとしていたんだろうと。

俺「あ・・すいません・・・」

前「君は・・・君は分かっているのかっ!!!!」

俺「えっ!?」

前田さんは、怒りのためか、全身が震えておりました。
なんだかやばそう。

前「俺が・・俺が祝おうとしていたんだぞ!それをすっぽかすとは何事だ!!!」

すっぽかすも何も、そもそも俺は前田さんとは誕生日の約束なんてしていませんでした。

俺「すいません。だけど、特に約束とかしてたわけじゃないので、分からなかったんです」

前「そういう問題じゃないっ!!!!人の好意を無にするなんて事があっていいのかっ。
なぜ祝ってやろうという気持ちが読み取れないんだぁぁぁぁぁぁぁ。ぐぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあ」

そう言うと、彼は机を思い切りひっくり返すと、自分の部屋に戻ってしまいました。
俺は豹変した彼の姿に驚くというか、何が起きたのか分からない状態でしたよ。

どうしようかと迷っていたら、前田さんの部屋から、
何かを叩き壊すような大きな音が響いてくる。
部屋を覗くと、「ぐおぉぉぉぉ!!!なぜっ!なぜっ!なぜっ!なぜぇぇぇぇl!!!!」と叫びながら
木刀で窓や置いてあるものを殴り散らして徹底的に壊しているじゃないですか。

部屋の中はまるで台風が通り過ぎたかのように、窓ガラスは割れて
テレビやその他のモノも、大破していくのを俺は見ているだけしか出来ませんでした。
ぶっちゃけ怖かった。人間はあんな顔をするんだと始めて知った。

このまま、ここにいたら殺されるかもしれないと思って
俺は部屋を出た後は、駅前のビジネスホテルに宿泊しました。

正直に言って、なぜ前田さんがあんなに切れたのか分からないし
最初はもしかしてホ○系だったのかと思ったけど、そんなそぶりも見せないし・・・・。
※彼はモホではなかった

とりあえず職場で顔を合わせるのが嫌だった。

だけど、当時の俺には他に行く場所はないわけで、どうしたらいいのか分からない。

そして、一睡も出来ないまま、朝を迎える。

俺「出勤しなくちゃ駄目だよな・・・。どうしよう・・」

次回に続く。






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by atasakura | 2008-03-28 18:46

【別れさせ屋②】

こんにちは。

今日は【別れさせ屋①】の続きです。

【別れさせ屋①】
http://atasakura.exblog.jp/blog.asp?iid=&acv=&dif=&opt=2&srl=6665081&dte=2008%2D01%2D11+15%3A33%3A37%2E000

前回の日記で、対象者のセレブ奥様とコンタクトを取る事に成功したのです。

とりあえず顔は覚えてもらいましたが、親しくなるにはどうしたらいいのか。
まず俺がした事は、せっせと料理教室に通い詰めて、
話す機会をたくさん作る事でした。
もちろん事前にこの奥様の事は過去の事から、
すべてリサーチしてましたので会話も弾みますし、
仲良くなるまでには、さほど時間はかかりませんでした。

そりゃそうですよね。

普通なら探りながら会話をして、次第に打ち解けていくもんですが
相手の事をすべて事前に調べてるわけですから、
相手が興味のある事だけを事前に学習しておいて話すのですから、
仲良くならないはずがありません。

しかし、問題はここからです。

知人として仲良くなるのと、男女として仲良くなるのでは訳が違う。

非モテが美人と男女として絡むのはほぼ不可能。

そんな事が仕事とは出来るのであれば、こんな風に彼女がいないとか嘆いてません。

仲良くなる、親しくなるだけを考えれば、
もう少し効率的な方法はいくつかあるのですが
あまりそれは使いたくないので、今回は正攻法で行く事にしました。

俺たちは回数を重ねる事に仲良くなり、携帯アドレス・番号も交換する事に成功したのです。


そして、知り合ってから、三ヶ月の時間が過ぎ去りました。





























何も関係は進展してないけどな。




















確かに仲良くなり、悩み事を打ち明けられたりはするようになりました。
彼女の事は知らない事がないんじゃないかくらいには知ってます。

だけど、親しい友人以上には、とても慣れそうにありません。
この奥さんは気の弱い部分はあるけれど、非常に潔癖な人で、
浮気なんてとんでもないというタイプです。
あまりにも真面目すぎて、浮気なんてありえないくらいの人でした。
そこで俺は考えを改める事にしました。

今回のミッションの目標は、依頼人がこのセレブ奥様と別れる事です。
ならば、それを達成できれば、奥さんが
浮気をする必要はないんじゃないだろーかと。
そして、別れるには、この奥さんの潔癖なくらいの性格を利用できるのではないだろうかと。

というわけで、俺は逆に依頼人を徹底的に調べ上げる事にしました。

するとまぁ、出てくるわ、出てくるわ。
依頼人の悪事の数々が、それこそ挙げるとキリがないくらいに。
特に異性関係にはだらしなく、今回の件も、他に本命が出来たから別れたいと思ったのでしょう。

これらの証拠を奥さんに見せてあげれば、別れは成立するでしょうが
しかし、それでは俺自身が窮地に陥りかねません。
あくまでも自然にご主人を嫌いになり、俺が関わっていないと思わせなければ。

それからは偶然を装い、俺は依頼人の浮気現場に
合えて奥様を連れていきました。
食事の場、お酒の場など、依頼人が浮気相手たちと
行動する場を遊ぶ場所に選んだのです。
奥さんの気弱な性格からして、見かけても、
その場で声をかけて修羅場なんて展開にはならないはず。

後で1人で思い悩んでしまうかもしれませんが・・・。

実際に浮気をしたかどうかは問題ではありません。

疑惑を抱かせられれば、それで充分なのです。

夫婦仲を壊す事に抵抗がないわけではないですが、
依頼人自身が奥さんを浮気させようとしてるわけなので
今さら壊れた所で、逆に人の良い奥さんが解放されると考えれば罪悪感も薄れます。

そして、作戦を実行に移して、二ヶ月後。


無事に2人は協議離婚をいたしまして、特に修羅場に成る事もなく終えたようです。

当初の依頼とは少し形は変わりましたが、
別れられればよかった依頼人は文句はないようでした。

奥さんは、それから数年後に素敵な男性と再婚をしたと聞いて、胸を撫で下ろしたもんです。

めでたし、めでたし。



















そういえば、誰か友人を紹介してくれると奥さん言ってましたが、あの約束はどうなったんでしょうか。シクシク。

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by atasakura | 2008-03-11 17:01
数年前に購入した親の携帯が出てきた。

使い方が分からないから、中の電話帳やメールデータを処理して欲しいと頼まれた。
とりあえず不要なデータを削除するよと親に断って、メールボックスを開いた
メールボックスが綺麗にフォルダ分けされていたので見てみると・・・・

受信トレイ
仕事
身内
友人
弟子
拾った猫 ←ネコとメール!?
宇宙人 ← だ、誰だよ
スライム(黄色) ← すでに生き物じゃないぞ


(;゚д゚)・・・・。

パパン。このフォルダ分けはなんですか・・・。
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by atasakura | 2008-03-05 20:54

合コン黙示録

まずはオフ会について。

詳細な情報を明日の日記でアップさせて頂きます。

日時と場所などについてのご連絡になると思います・・・。
コメント書いてくれた人たちが来てくれると嬉しいなぁ。

もちろんそうじゃない人たちも。

こんにちは。

朝から降る雪のせいで、電車が異常に混雑していまして
女性の脇に立っただけで、「痴漢くさい。この人」とか呟かれたあたちゃんです、ども!

俺は生きていても良いんですか?と問いかけたくなる瞬間でした。
最近はよく
「貴方の人生を幸せにするお手伝いをさせてください」
とかいうメールがよく来ます。
世間様から見たら、俺はめちゃくちゃ幸が薄そうに見えるようです。

さて、朝から言葉の暴力を浴びながら出勤した俺ですが
今日も同僚のFくんが朝から、
変態の定義について激しく議論していました。
どうでも良さそうな事にエネルギーを使う優秀なFくんが大好きです。

さすが前職で、職場にデリヘル嬢を呼んだツワモノなだけはあるな。

女性社員がいるのに気にしないで論議している君は素敵だよ。

今日はそんなFくんのお話。

彼はそこそこモテるタイプの人でございまして
人間的にも悪い人ではないのですが、悲しい事に女癖が悪いのです。
そんな彼が俺のモテないぶりを見かねたのか、
合コンをセッティングしてくれたのです。

だが、しかし。

俺は財布担当なんじゃないの。

もしくは引き立て役かもしれないじゃないか。

F「大丈夫。俺は幹事に徹するし、今回の子たちはB専(ブサセン)なの。だから好きな子を最初に選んでいい」

俺「師匠!」

これぞ神のお導きと、彼の行為に感涙した俺は一生付いていくと決意したもんでした。

そして合コン当日。

モテのFくんが、集めたメンバーだけあって、
目の前には可愛い子が4人もいる。
それに対して、こちらはFくん以外の3名(俺含む)は、
みなイケメンとは言い難いメンツ。
こんな可愛い子たちが、不細工が大好きだなんて、神は俺を見捨ててなかった。

よーし、今日は張り切っちゃうぞっ。

現在の席

○ ○ ○ ○ (女性)
――――――

――――――
F A  B 俺  (男性)

狙いは目の前の女の子だな。死ぬ気で行くぜ。

そして、合コン開始30分後。




○         (女性)
――――――

――――――
F○A○○B俺  (男性)


ごめん。涙で前が見えない。

Fと楽しそうに話す女性幹事のC子とD子

Aと楽しそうに話すE子

Bと楽しそうに話すF子



携帯越しに、ネット友達とメールで話す俺


違う意味で、死ぬ気で逝けそう。

イケメンに勝てないのは仕方がない。
だが、同じ非モテ仲間にも俺は勝てないのか。

だが、まだ逆転のチャンスはあるはず。

俺はそこで冷静に分析をしました。

AとBの会話を聞いていると、特にトークで劣ってはいない。
だけど、現状は明らかに俺に負け組の風が流れているわけで
さりげなくFに、メールでフォローを頼んだら、こんな答えが返ってきた。

F「悪い。開始前に知ったんだけど、EはB+デブ専で、FはB+匂いフェチなんだってよ」

俺「じゃ、CとDさんは?」

ねぇよ。俺にはそんな武器はねぇよ。


F「なんかB専じゃなかったみたい」

撃 沈

今日の結論。

過食して、太って汗臭くなろうと思います。






なれるかっ!

俺に彼女が出来る日はまだ遠いようです。

おしまい。
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by atasakura | 2008-01-24 18:46

K田さん事件簿①-6

こんにちわ。

それでは前回の続きです。

背後から近寄る不気味な呼吸音。
後ろを振り向こうと思うのだが、なぜか振り向けない。
別に特別な事ではなく、自分自身が恐怖心に包まれているからだった。

ゴクリと唾を飲み込む音がはっきりと耳まで聞こえる。

携帯をゆっくりと下ろし、後ろを振り向こうとした瞬間だった。
腰よりも上の辺り、胸よりやや下の背中に、何か冷たくとがった物が押し付けられたのだ。
衣服を通した肌に触れる冷たい感触が色々と俺に想像させる。

「だ・・・誰っすか」

「シュー・・・シュー・・・」

返事はない。

「なんか背中に当たってるんですけど」

自然と声が掠れ気味になるのは言うまでもなかった。
今までにも何度か危険な目に合う事もあったけど、
やはり死という言葉が頭を掠める時ほど怖い時はないのだ。

「俺をどうするつもり?」

精一杯の勇気を振り絞り質問してみる。

「シュー・・・シュー・・」

相変わらず返事はない。
コイツは喋る事が出来ないのだろうか。

「悪いんだけど、背中に当ててるものを離してくれないかな?」

俺がそう告げた途端に、背中にチクっと微かに痛みが走る。
どうやら、答えはNoという事らしい。

そのままお互いに動く事なく5分くらいが過ぎた。
いい加減に、緊張感を持ったまま、硬直状態でいるのは疲れる。
俺のそんな気持ちを敏感に察したのか、肩が軽く前に押される。
そのまま歩けという事なのだろうか。

俺が軽く一歩前に踏み出すと、再び背中に痛みが走る。

どうやら、それが正解らしい。

俺はゆっくりと、ゆっくりと前に進みだした。
相変わらず背中には何か冷たくとがったものが充てられている。
背後の存在が気になるが呼吸音と、頭部に当たる息から
俺よりも身長が高めの人物だというのが分かる。

こんな時にアクション映画の俳優なら、格好良く背後の人物を攻撃して
その正体を判明させるところだが、現実はそんな風に上手くいくはずもない。
俺はただの素人なのだから。

「後ろを向いてもいいかい?」

俺がそう言いながら、振り向こうとすると、手で頭を押さえられて
強制的に前を向かせられたかと思うと、軽く背中を蹴り飛ばされた。
どうしても後ろを向かせたくないらしい。

玄関まで来たところで、急に肩を抑えられて動きを止められる。
すると、そのまま動くなと言うかのように手で指示をされた。
それから1分ほどそこにいただろうか。
肩越しに手書きで書かれた紙が目の前に示された。
そこには、汚い字で「ここから出て行け。そして二度と戻るな」と書かれていた。

「無理だと言ったら・・許してくれないよね?」

再び背中にチクリと痛みが走る。

何をされるか分からない状況なので、この場は素直に従う事にした。
俺はそのまま振り向かないで、玄関のドアを開ける。

正体を見るのは、このチャンスしかない。
俺はドアの外に出た瞬間に背後を振り返った。

だが、そこには、すでに相手の姿はなかった。

軽くため息をつくと、俺は携帯を取り出し、K田さんに連絡をした。
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by atasakura | 2007-10-29 16:36